英雄渇望

覆面作家企画５　Bブロックの感想です。

B01　　ヘブンリー・ブルーはここにある
み、耳が痛い……！　読んでいてまず耳が痛くて胸を押さえてしまったのはなぜだろう。思い当たる節が大量にあるからでしょうか。
描くことが煩悩って、すごくいいなあ、と思いました。

B02　　アオの空
アオの優しさに泣きました。マリアは、ちっとも不幸じゃなかったと思います。
これからも、アオがいなくなっても、支える人はちゃんといるし。ささやかで贅沢な願い、ってその通りだと思います。

B03　　グリーンサイン・レッドサイン
機械の“心”っていいなあと思いました。すごく純粋で一途ですよね。
雨のシーンはハラハラしながら読みました。彼女に心が宿る過程のお話が読んでみたいです。

B04　　ラッキーデイ
対ラブ戦闘におなか抱えて笑いました。そ、それで勝てるなら私も参戦したいくらいです。
そして、彼はにゃんこにも強そう。清丸くんのラッキーデイよりも、迷い込んだ世界の設定がしりたいかも！

B05　　シキ、若しくは渇いた刑場
うー、重たい。けれど、すごく情景が浮かぶシーンでした。
この前後を読みたいような、読みたくないような……。これホントに６０００字以内ですよね？

B06　　金紫の衣をその身に纏いて
ノロケですか、ノロケですね、ノロケなんですね。むしろ、壮大な告白劇？
この二人は、すごくお似合いの夫婦になると思います。

B07　　月の海から
大家さんってもしかして？　と思いながら読んでたら、やっぱりでした。
大家さんの大恋愛も見てみたいです。

B08　　色鬼
少年は何者だろう？　不思議な子だなと思いながら読み進めていたら、後半がどんどんシリアスになっていってびっくりしました。
少年は死神、もしくは天使的な何か、なのでしょうか。

B09　　蝶の記憶
あー、悲しいな。というか、悲しい、としか思えない距離の人間関係が切なかったです。
特に、残った子供の描写がぐっときました。

B10　　Clear
短編連作、みたいな感じなのが面白かったです。少しずつ女のイメージがはっきりしていく感じで。
そしてさらっとまとめちゃうお相手さんがいい人だと思いました。

B11　　カウントダウンは始まった
怖！　めっちゃ怖！！　たぶんなー、きっとなーと思いながら読んでいても、ラストはやっぱり怖かったです。
女って怖いー！

B12　　黒鍵のエチュード
黒鍵を、楽器イメージで読んでいて、最後にそう来るか！　と膝を打ちました。ホラーとしてもすごく引きつけられるお話でした。
いやー、オチが分かって読み返すと、ちょっと思い当たる節がいろいろあって、違う意味で背筋が寒いですが。

Aブロックの感想です。


A01　　弟
すれ違いの続く二人が、最後に近づくのが好きです。
どっちからちゃんと歩み寄れるのか、今後が気になります！

A02　　碧の空
記憶が思い出に変わってしまう、けれどそれを思い出にするには未練がありすぎる。
シーナの葛藤が切なかったです。

A03　　光り輝く風景
日常が特別な出会いの場に変わるきっかけ、なんか幸せになりますね。
ラストは須藤さんにとことん突っ込んで欲しかった。

A04　　愛に逢いに
じんとくるお話でした。
翔太くん、高校生にして充分タラシの素養あり？　年上を手玉に取れるタイプですね。

A05　　洗濯参景　－十和と千早－
感情の赴くままに突っ走る友人の相手をするには、少々冷めたくらいがちょうどいい。
いいコンビだな―と思いながら読みました。

A06　　俺と彼女の模範解答
小夜子さんの変幻自在な投球に惚れそうです。口調と内容のギャップがまたツボでした。
おとなしく尻に敷かれてるかと思いきや、なんとか撃ち返そうと頑張る彼がかわいかったです。

A07　　色覚研究所奇譚
ちょっとぞっとする感じでしたね。後半にいくにつれてドキドキ感が増しました。
ラスト、それは彼にとっては平穏になるけれど、切ないですね。

A08　　歌う青と芽吹く緑
読んでいてすごく切なくなりました。
ずっと人間の傍にいた樹公の最後がぐっときました。

A09　　蜜色のアトリエ
情景が浮かぶようです。二人のいるアトリエってすごく幸せな世界何だろうなと思いました。
シロワの完成させた作品を見てみたいです。

A10　　言祝ぎ
すごくシリアスな展開に見えて、これはもしかしてぶっちゃけ新郎新婦のノロケなのかしら、と思いながら読みました。
伯慧さんが今後苦労しないように祈りたいです。

A11　　月影に色ふ
青春もの！　青くて甘酸っぱい青春物！
この後大人になっていく二人は、関係をどんな風に変化させていくんでしょうか。できれば幸せに！

A12　　花びら一つ、あなたに
いろいろな情景を考えてしまって、泣きました。
この話の前後が、長編で読みたいです！

間に合ったー！
というのが本音です。
覆面作家企画５　に締め切りぎりぎりで提出できました。
今年も、推理はあきらめて、いろいろ感想をアップできたらいいなとおもいます。

以下、企画ページからお借りしたテンプレートです。

■作者名
  小関俊香

■サイト名＆アドレス
　英雄願望　http://heroes.bake-neko.net/

■参加ブロック
　Ｇブロック

■自己紹介、プロフィールページはありますか？
   ABOUTページに少し。

■好きな（得意な）ジャンルはなんですか？
　 ファンタジー。

■好きな作家さん＆作品を教えてください。
　 有川浩さんの作品全部。

■最近読んだ本の中で、オススメの1冊と言えば何ですか？
　 浅田次郎さんの『紗高楼綺譚』
　 短編連作って一回書いてみたい。

■作家以外の趣味はなんですか？
　 映画鑑賞と、切手・レターセット集め。

■今まで、覆面作家企画に参加されたことはありますか？
　 第４回に参加させていただきましたー！　
   気に入っていただいた方もいらっしゃったようで、とてもうれしかったです！
   （作品は「企画」ページに掲載の『道案内』でした。

■この作品を書くのに、どのくらい時間がかかりましたか？
　 構想から約２週間。でも、実質は５日くらい？

■ズバリ言って、今回、あなたの作品を推理するのは簡単ですか？
　 簡単だと思います。いつも通りに書いたので、癖とかもそのままのはず。
　
■この企画のために書いた作品、他にもありましたか？
　 一作。

■その作品を提出しなかった理由は？
 　下書きは出来ていたけど完成しそうになくて、切り替えました。

■この企画への参加作品以外で、一番最近書いた作品は？
　① オフラインで発行した中編『戦場の空は高く』。（オフラインページでサンプルが読めます）
　②オンライン公開のものだと、SSページの短編たち。

■その作品は、推理のための重要なヒントになりますか？
　①ぶっちゃけテイストが違うと思います。
　②癖とか意識せずにかいたので、参考になるかもしれません。

■企画への意気込みをどうぞ。
　 面白かった、と言っていただければ最高にうれしいです。
　 あと、分かったと言っていただけるのもうれしいです。