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今日は正月休みの間に再読した本を一冊紹介しようと思います。
『All You Need Is Kill』 桜坂 洋 (スーパーダッシュ文庫/2004)
地球外から侵略してきた謎の生物“ギタイ”との最前線の一つで、キリヤ初年兵は初戦を迎えた。
敗戦確定どころか見捨てられた部隊での戦闘。あっさりと彼の身体を貫く弾丸。
最後の力を振り絞って敵の一体を倒した彼が次に目覚めたのは、出撃前夜の自室だった。
際限なくループする時間、何度も繰り返される初戦。
そのなかで彼はいかに生き残るか、ループから脱出するかを探っていく。
リアルな戦闘シーンあり、ほのかなラブあり。何度読んでも面白かったです。
テーマもツボでした。歴戦の初年兵なんて、目から鱗。
この話は、PSソフト『ガンパレード・マーチ』のオマージュ的要素が強いとか。
なるほど、それを踏まえてあとがきを読むといろいろ共感できました。
私自身ゲームはプレイしたことがあるので、納得。
ただ、どうも恋愛シュミレーション的な要素が苦手らしく、クリアできずに現在に至りますが。
もろもろの分岐点で最悪のチョイスをしたらしく、初戦出撃(練習戦ではなく)が撤退不可の玉砕戦だったもので……。
まだ整備班も弾薬補充も届いてないのにどうやって勝てと……。
おかしいな、彼と彼女をくっつけるためにがんばってただけなんだけどなあ。
何度リロードしても初戦敗退でバッドエンド突入しかできなかった私は、キリヤ初年兵にはなれそうもありません(笑)
あと、この本の初読が4月からの就職先の最終試験の待ち時間だったのもいい思い出。
面接→小論の間の暇な時間で一気に読み終えてしまったんでした。
もちろん小説持参は可だったので出来たんですが、どっぷりと世界観に浸りすぎて小論文に頭を切り替えるのが大変でした。
合格したのでいいんだけど、今思えば結構危ない橋を渡っていたような……?
今回この小説を紹介しようと思ったのも、四月からの就職先に提出する課題レポートで唸っているせいなんですが(笑)